2024年6月29日(土)・30日(日)
会場 海運ビル(東京都千代田区平河町)・オンラインとのハイブリッド開催

第17回の大会長を務める伊豆今井浜病院の小田和弘です。
伊豆半島に来て30年目となります。
親子2-3代にわたって患者さんを診させて頂くことも多くなりました。
何となくの信頼関係も心地よく感じられます。

年を重ねるにつれ、患者さんから「先生もお大事に」と言われる事も増えました。
「お陰様で元気でいます」の言葉も、実は我々が患者さんやご家族から、
或いは地域から元気をもらっているのだと気づかされます。

へき地と呼ばれる地域は、経済的・社会的には厳しい部分が数多くありますが、
精神的土壌の豊かさがあり、それが医療者を元気づけてくれているのだと感じる事も多くなりました。

地域に、患者さんに感謝しつつ、この学会に取り組もうと考えております。
興味ある企画プログラムも目白押しです。
多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。

大会長からのメッセージ

開催概要
日 程:
2024年6月29日(土)30日(日)

会 場:
海運ビル(東京都千代田区平河町)

開催方法:
現地とオンラインのハイブリッド開催

参加費:
無 料

対 象:
会員、医師、専攻医、臨床研修医、医学生、へき地医療に関心のある方

テーマ:
「豊かなる地域医療~患者も 地域も 医療者も~」

主 幹:
地域医療振興協会東海・北陸地方支部
メインプログラム

大会長講演

6/29(土) 13:30-14:10
「もっともっと ずっとずっと へき地医療」
  • 小田 和弘
    大会長
    伊豆今井浜病院 名誉院長
    • <座長>
      川合 耕治
      実行委員長
      伊東市民病院管理者

メインシンポジウム

6/30(日) 11:10-12:40
「豊かなる地域医療 ~患者も 地域も 医療者も~」
  • <シンポジスト>
    中村 伸一 先生
    おおい町国民健康保険
    名田庄診療所 所長
  • <シンポジスト>
    吉村 学 先生
    宮崎大学医学部地域包括ケア・
    総合診療医学講座 教授
  • <シンポジスト>
    苅尾 七臣 先生
    自治医科大学内科学講座
    循環器内科学部門 教授
    • <座長>
      川合 耕治
      実行委員長
      伊東市民病院管理者

    • <座長>
      梅屋 崇
      副委員長
      あま市民病院 管理者

招聘講演

6/30(日) 10:10-11:10
「へき地は医者をステキにする」
  • 奥野 正孝 先生
    元々 鳥羽市立神島診療所 所長
    • <座長>
      小田 和弘
      大会長
      伊豆今井浜病院 名誉院長

    • <座長>
      梅屋 崇
      副委員長
      あま市民病院 管理者
企画プログラム等
6月29日(土) 14:10~15:40

「髙久賞(最優秀へき地医療功労者賞)候補演題発表」

座長
細江 雅彦 先生 (市立恵那病院 名誉院長)
廣瀬 英生 先生 (県北西部地域医療センター国保白鳥病院 病院長)
演者
発表者は6月初旬に決定予定
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内容

自治医科大学卒業医師による、義務年限中における「私の地域医療」をテーマにした演題発表。
最優秀演題を髙久賞として表彰。
6月29日(土) 14:20~15:40
〈 富山県 〉

「患者さんのための医療とは何か?」

プログラム
講演とグループディスカッション
座長
堀川 慎二郎 先生 (富山県立中央病院 集中治療科 部長)
演者
河合 皓太 先生 (富山大学 上市・地域医療支援学講座 客員准教授)
滝川 陽希 先生 (南砺市上平診療所 所長)
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内容

患者さんにとって最善の医療を行うことは重要なことであるが、時に医療者が提案することと患者さんが望むことが食い違うことも日常診療では多い。また終末期においては患者さんの意思が明確ではないことも珍しくはなく、医療介入に悩むことも少なくない。臨床倫理・人生会議・DNARなどの用語を正しく理解することは患者さんにとっての最善を提供するために不可欠なことであり、グループワークも交えながら参加者全員で学んでいく。
6月29日(土) 15:50~17:10
〈 石川県・三重県 〉

「令和6年能登半島地震:被災地の今と地域医療の未来」

プログラム
シンポジウム
座長
南 啓介 先生 (石川県立中央病院 救急科 医長)
池田 智哉 先生 (鳥羽市立桃取診療所 所長)
演者
小眞頼 明斗 先生 (石川県立中央病院 総合診療科(前 市立輪島病院 内科))
三村 誠二 先生 (独立行政法人国立病院機構本部 DMAT事務局 次長)
菅野 武 先生 (自治医科大学医学教育センター 医療人キャリア教育開発部門 特命教授)
森本 真之助 先生 (紀宝町立相野谷診療所 所長)
[指定発言]杉田 義博 先生 (日光市民病院 管理者)
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内容

2024年元日に能登半島を襲った令和6年能登半島地震は、ライフラインの寸断や多数の死傷者など甚大な被害をもたらした。​現在も、石川県人会を中心に地域で活躍する自治医大卒業生が被災地の医療現場の前線で活躍している。それは東日本大震災など過去の災害でも同様で、将来発災する災害でも、同様の活躍が期待されると考えられる。​本セッションでは、今回の震災や過去の事例も参考としながら、今後の災害医療支援の在り方や、将来の災害に対する防災や現場医療活動の取り組みについて考える。​
6月29日(土) 15:50~17:10
〈 岐阜県 〉

「総合診療医のキャリアパス」

プログラム
ミニレクチャーとグループワーク
座長
廣瀬 英生 先生 (県北西部地域医療センター国保白鳥病院 病院長)
演者
[ミニレレクチャー]
後藤 貴宏 先生 (市立恵那病院 内科総合診療)
伊左次 悟 先生 (県北西部地域医療センター国保白鳥病院 副院長兼地域連携室長)
阪 哲彰 先生 (南高山地域医療センター センター長)
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内容

総合診療医の活躍の場はいくつもあると考えられる。
今回は、診療所での総合診療医、病院での総合診療医、県内のプログラムにて総合診療医を取得した実例を挙げ、参加者のキャリアパスに関する悩み、課題を拾い上げ、共有していく。
6月29日(土) 17:20~18:20
〈 静岡県 〉

「医師の働き方改革で、地域医療はもっと魅力的になる」

プログラム
シンポジウム
座長
寺田 修三 先生 (独立行政法人 地域医療機能推進機構 桜ヶ丘病院 内科医長)
古谷 賢人 先生 (日本赤十字社 伊豆赤十字病院)
演者
金子 淳一 先生 (磐田市立総合病院 消化器内科 科長)
中嶋 裕 先生 (山口市徳地診療所 管理者兼診療所長)
柴田 綾子 先生 (淀川キリスト教病院 産婦人科 医長)
石川 由紀子 先生 (自治医科大学地域医療学センター総合診療部門 准教授)
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内容

医師の働き方改革が4月から施行され、地域医療への影響を評価する時期にある。働き方改革により地域医療における医師確保のハードルが上がった可能性があり、今後地域医療に若手医師を呼び込むためには魅力的な職場環境の確保は必須条件となった。本セッションでは、今回の制度改革を好機と捉えた様々な工夫で、魅力的な職場環境を作っている先生方に登壇いただき、健康的で豊かな地域医療を作るために前向きな議論を行って頂きたい。
6月29日(土) 17:20~18:20

オレゴン健康科学大学 特別講演
「研修プログラムの立ち上げで地域医療を充実させる
Residency Development Enriches Rural Community Practice

プログラム
講演
座長
玉井 杏奈 先生 (台東区立台東病院、JADECOM家庭医療・総合診療後期研修プログラム 「地域医療のススメ」副ディレクター)
演者
Jinnel Lewis 先生 (オレゴン健康科学大学 Residency Director)
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内容

タイプの様々なクリニックを擁したへき地で、新たに家庭医療研修プログラムを開始することに関して論じる。政府の補助金や認証取得に向けたプロセスや、地域でのアウトリーチ活動やパートナーシップをどのように形成してきたかを述べる。指導医や専攻医のリクルートや継続雇用にあたっては、ウェルネスや学術活動のサポートが重要であり、関連して全米で定められた教育の要件についても触れる。研修プログラムの立ち上げは地域の医療コミュニティーのカルチャーに良い影響を及ぼしており、ひいては患者さんたちにも良い影響があるだろうと考えている。
6月30日(日) 9:00~10:00
〈 福井県 〉

「地域医療におけるWell-being」

プログラム
講演
座長
服部 昌和 先生 (医療法人厚生会福井厚生病院 院長)
演者
西岡 大輔 先生 (大阪医科薬科大学 医学研究支援センター医療統計室 講師/
南丹市国民健康保険美山林健センター診療所 所長)
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内容

世界的に社会の在り方を考える指標として、これまでのGDPから最近ではGDW即ちWell-beingという概念に価値が置かれ注目を浴びている。Well-beingデータが測定されるようになったことでより重要視されてきている。「Well-being実感が高い地域は必ずやいい地域医療が行われている」と確信され、地域医療におけるWell-beingについて、この機会にどのような指標としてとらえ活用していけるのか? 我々へき地・地域医療学会員こそが考える機会を持つためにも、地域医療を実践されなおかつ社会学的研究にも携わられている西岡先生からお話をお聞きし、一緒に考え明日からの地域医療に役立てていきたい。
6月30日(日) 9:00~10:00
〈 愛知県 〉

「待ったなし⁈ 医療の再編・ダウンサイジングの事例から
今後のへき地・地域医療を考える」

プログラム
シンポジウム
座長
三枝 智宏 先生 (浜松市国民健康保険佐久間病院 病院長)
榛葉 誠 先生 (新城市民病院 副院長)
演者
後藤 忠雄 先生 (地域医療連携推進法人県北西部地域医療ネット 代表理事/
県北西部地域医療センター センター長/
自治医科大学地域医療学センター地域医療支援部門 教授)
丹羽 治男 先生 (豊根村診療所 所長)
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内容

2025年以降の医療需要の増大に向けて、国は地域医療構想を推進している。一方、多くのへき地では、人口・医療需要はピークを越え、患者の減少や医療の担い手の不足から、ダウンサイジング・集約化・連携などの医療の再編が避けられない。医療の縮小が地域住民に与える影響は大きく、それぞれの参加者の合意を得ながら再編を進めることは時に困難である。本セッションでは、先行する地域でのダウンサイジングの事例を紹介していただき、へき地での医療の再編の現状と課題について考える。

一般演題募集

皆さんの日々の地域医療活動に関わる幅広い演題を募集します。

募集演題
1)地域医療に関する「研究報告」「実践報告」「症例報告」等としテーマは問わないものとする。
2)既発表、未発表の別は問わないこととする。
応募資格
6月29日(土)17:20〜18:20の時間に現地会場での発表が可能な方。
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一般演題 募集要項

◇演題名
日本語全角50字以内、英語は半角100字以内

◇抄録本文
日本語は全角800字以内,英語は半角1600字以内

●プログラム開催日時
・ポスター貼付時間 6月29日(土)12:00〜13:00
・ポスター掲示時間 6月29日(土)13:00〜6月30日(日)13:00
・ポスター発表時間 6月29日(土)17:20〜18:20

●発表形式
示説発表(1演題に付き発表5分、質疑応答3分の予定)
※一般演題(ポスター)は、発表会場に1演題ごとに縦2,100mm×横900mmの縦長のパネルをご用意します。当日は、座長が進行しますので、指示に従って発表を行ってください。

※会場での現地開催です。発表者は現地に参集して、発表してください。

●現地会場
海運ビル2階 ホワイエでの発表。学会終了後は、ポスターのみ学会HPで公開する予定。

●応募方法
応募フォームからご応募ください。
応募フォーム ※一般演題発表者は、別途本学会への参加申込が必要です。
※参加受付は4月20日に開始予定です。

●募集締切
2024年5月20日(月)17時

●採否連絡
2024年5月27日(月)17時までに通知します。

お問い合わせ先
公益社団法人地域医療振興協会 地域医療研究所事務部
へき地・地域医療学会担当
TEL : 03-5212-9152 / FAX : 03-5211-0515
E-mail : hekichi@jadecom.jp

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